青森県弁護士会

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会長挨拶

 本年3月11日に発生した東日本大震災では、死者・行方不明者合わせて約3万人という多数の人命が奪われ、多くの地域コミュニティが根こそぎ破壊されるというかつてない被害が生じました。引き続き発生した東京電力福島第1原発の事故は、大量の放射性物質が放出・漏えいにより、周辺住民だけでなく国民全体に大きな不安と恐怖を与え続けています。このたびの大災害により被災された皆様に対して、心からお見舞い申し上げるものです。
 3・11以降、国内外で、「困っている被災者の人たちのために、自分もなにか役に立ちたい」「皆で助け合って復興を目指そう」という思いや行動が広がっています。この点は、私たち弁護士も同様です。「困っている人々の力になりたい」という思いは、全ての弁護士にとっての原点といっても過言ではありません。当弁護士会は、すでに、災害対策本部を中心として多数の会員が結集し、無料相談や被災地支援等の活動を展開しております。改めて災害対策の問題を今年度の最重要課題として位置づけ、被災者方々の生活再建・被災地の復興に向けて、引き続き全力で取り組んでいく決意です。
 さて、弁護士が取り扱える問題は、本来、大変広く様々な分野にわたっています。お金の貸し借り、離婚や相続など家族・親族の間の問題、借金問題、会社経営の上のトラブル、犯罪被害、行政とのトラブルなど、私達が生活していく上でもめごと・困りごとは数限りありません。これらのトラブルを抱えた方々の相談や依頼を受けて、事実と法に照らして適正にこれを解決していくのが弁護士の仕事です。また、犯罪の被疑者や被告人とされた市民の正当な権利を守り、刑事手続が適正に行われるようチェックすることも弁護士の重要な務めです。
 私たちは、青森県内のどこでも、誰でも、どのような分野でも、弁護士による良質の法的サービスが提供できるように、という目標を持っています。かつては、全国でも有数の弁護士過疎県と言われたこともありましたが、現在では90名近い弁護士が県内各地で活動しており、青森県の「弁護士ゼロ・ワン地域」(青森地裁の各支部管内で弁護士がゼロあるいは1人だけの地域)は解消されています。今後、私たちは、前記の目標に少しでも近づけるよう、力を尽くしていきたいと考えています。
 私たち青森県弁護士会の活動に対して、多くの県民の皆様から御理解、御支援、御意見をいただければ幸いです。


平成23年度青森県弁護士会 会長 葛西 聡











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